2012年を振り返って

シンガポールの年中真夏の気候のせいで、12月30日までまったく年末気分にならなかったのですが、
31日、本日元旦となんとなく年末年始、のすべての時が止まった感じが湧いてきました。
経営大学院を卒業し、2つめの会社に就職して早1年が過ぎましたが、2012年に考えたことをつらつらとまとめたいと思います。

1.組織のミッションと自分のミッションが100%一致することはありえない。自分で組織を立ち上げない限り。
経営大学院に来る人というのはみないわゆる”キャリア志向”の人たちです。
キャリアチェンジやキャリアアップを考えて進学してくる。自分は「MBAとってエリート(?)ビジネスマンとして生きる」という「誰かのストーリー」に沿って生きてただけなんだな、ということに気が付きました。

一方で、組織のミッションと自分のミッションが100%一致することはありえない。自分で組織を立ち上げない限り。
組織は組織で、組織のミッションのために構成員を使い倒すのは当たり前なので別に会社組織に文句があるわけではない。
それにそのために組織に献身して利益を上げてくれる人が大事なのはあたりまえ。
伊藤忠の社長が「育児や自分で弁当を作る男は出世できない」と発言したことが話題になっているが、会社のミッションからしたら給料0で死ぬまで働いてくれるやつがほしいのは当たり前で、特になんとも思わない。が、一方でそういう価値観を持つ組織に、僕は所属したくない。

2.お金がなくても豊かな生活ができるということ。日本の田舎は宝の山だということ。
今年知った中で面白い生き方しているなあ、と思った人が3人。

・イケダハヤトさん
坂口恭平さん
・phaさん

三人に共通していること。

・組織に属していない。
・個人としてお金を稼いでいる。
・情報を発信している(書籍の出版、ブログ、など)

彼らの言動を追っていると分かったこと。

・シェアハウスや地方住まいで、コストは低いがコミュニティーと共に生きるなど質の高い生活をしていること。
・生活コストが低いので無理に稼ぐ必要がない。
・インターネットを通じたマネタイズの手法を確立してる

僕は自分の考えていることを一方的に喋る性格で、集団で行動することが苦手な典型的なコミュニケーション障害者なので、会社という組織に所属することがとてもつらい。
一方で自分の時間を自分以外のミッションのために切り売りして必要以上のお金を稼ぐことにも意義を見いだせないので、
低所得なんだけど生活コストも低いので、自分のための時間が取れる生活というものに憧れていて、どうもそれが工夫すれば実現できそうだ、ということに希望を感じている。
そしてその場所は日本の文化が多く残る田舎になるだろう、という気がしている。

田舎はオープンワールドRPGみたいだった
http://d.hatena.ne.jp/pha/20121127/1354011976

「住むために働く」からの脱却と「引きこもり系ノマドワーカー」という未来
http://blogos.com/article/51160/

0円ハウス
http://www.0yenhouse.com/

3.世界一周旅行したい。1〜2年くらいかけて。
世界には見るべき建築物が多すぎる。

こんなところ。皆様よいお年を!

マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった


裸でも生きる――25歳女性起業家の号泣戦記 (講談社BIZ)