ガーナ、ひいてはアフリカの経済発展について思うこと

1.アフリカでのビジネスが熱い!ということをよく耳にするが[要出典]、個人的な感想としてはアフリカ諸国の人口が増えている、所得が増えている、から進出機会があるという側面以上に、あまりにも経済非合理性が放置されすぎていて、先進国の人間だったら苦労はあれどこれらの非合理な部分をビジネスとして提供できる、つまりすでに与条件は違えど解決した経験がある、という意味において熱い、と思う。ガーナ人の労働生産性は恐ろしく低く(実感値)、時間にもルーズだが、なぜならこの灼熱の大地で生産活動を行え、という方が無理な話で(日中本気で1時間動いたら死ぬ。休みながらやるしかない)、そんな大地で何千年も続いてきた伝統を変えるのはすぐには不可能だろう。可能性は教育にあるけど、うまくworkしてるアフリカの国ってあるのかしら。日本でも行われてきたように、殖産興業はまずは教育(洗脳:決められた時間で一定量のタスクを処理するとか労働は尊いとか、時間を守ることは大事だ、とか)から。江戸の庶民とかたぶん一か月に10日くらいしか働いてないと思われる。

2.固定電話が普及する前に携帯電話が普及する、などといった、先進国では見られなかった過程をたどってテクノロジーの普及が見られる、という話も耳にするが[要出典]、そんなことより通常の社会インフラ、特に道路(渋滞緩和のための都市計画含む)・港湾(貿易港・空港)・発電施設・上下水道の整備がまずは必須である。この4つの整備が遅れている、もしくは管理が行われていないことによる経済的損失は甚大である。外資呼び込みにくくなるし(進出にしりごみする)、内需発達しないよ(流通が阻害される)。

3.東南アジア諸国(シンガポール除く)と同様、アフリカ諸国も「外資キライ」である。イミフ。外資が国内の投資してくれ、税金を納めてくれ、雇用を産んでくれ、ヒト・モノ(情報含む)・カネが流通することの恩恵の方がはるかに多いのに。。。ノウハウとかも全部持ってきてくれるんだぜ。固定電話を飛ばして携帯電話、というジャンプより、こっちのジャンプの方が大事だろう(携帯電話の普及も大切だけど)。かなり安直に「外資が来て我々からカネを搾取していく」という発想がどうも根底にあるけど、ちがうから!シンガポールから外資企業を追い出したら失業率はものごいことになるだろう。これをやってハイパーインフレを引き起こした国がジンバブエ

4.ちょっと蛇足。ローカルの食料品以外のモノの値段が高くて質があまり良くない。原因は外貨稼げない、輸入に頼っているのダブルパンチ。1.-3.の問題点解決しないと真のアフリカの発展はないと考えます。