転職活動やってみた

2011年7月にトルコ留学から帰国し、卒業までおよそあと半年。就職活動をしなくては無職になってしまいます。留学前に考えていた転職アクションは以下の3つ。

  1. 転職エージェントを使う
  2. ボストンキャリアフォーラムに行く
  3. 企業ホームページから直接応募


1.転職エージェントを使う
海外で働ける企業に就職したいと考えていた僕は同級生で某外資コンサルに内定をもらった友人から転職エージェントを紹介してもらいました。

JACリクルートメント
http://www.jac-recruitment.jp/

創業者は日本人で、イギリスで起業したそうです。
転職者の希望を丁寧に聞いてくれ、某大手転職エージェントよりもケアがしっかりしていると感じました。

2.ボストンキャリアフォーラムに行く
これは留学した時から考えていて、留学する理由のひとつにこのフォーラムに行く権利を獲得する、というものがありました。

Career Forum Net(ボストンキャリアフォーラム(BC)主催者)
http://www.careerforum.net/

3.企業ホームページから直接応募
効率は悪いけれども自分で企業を選べるという利点がある、、、はず。。。BCGのように国内でもMBAを出た人は筆記が免除になる企業もあります。

最終的には1.の方法で就職が決まりました。以下、転職活動中に気が付いたことやtipをつらつらと書いていきます。

エントリーシート(ES)をきちんと作りこんでおけば面接も怖くないと思います。結局ESに書くことは「なぜ会社を辞め、なぜ経営系大学院に進学し、次になにがやりたいのか(なぜ貴社を希望しているのか)」というストーリーであり、面接で聞かれることも新卒と違ってその点にフォーカスされるからです。

・ただ、中途採用の場合、前職との関係性を100%断つことはよほどのことがない限り無理だと思います。1.の方法の場合、新卒と違ってポテンシャルを見てくれる余地はあまりないので、顕著だと思います。

中途採用でポテンシャル採用される可能性があるのは外資系企業で、その場合、2.の方法が有効でしょう。満足できる企業に内定が出たため、BCには行きませんでしたが、事前のES・電話面接に通るのはやはり外資系企業で、1.の方法の場合、職務経歴が合わなければバッサリ切られます(20社ほど、書類段階で不採用でした)。

・就活のキーワードを一言で言えるくらいにしておくと良いかもしれません。私の場合は「技術・ファイナンス・海外」でした。

・よく言われることですが、ESを初めて書くときはやはり10時間以上悩みぬいて、考え抜いて、作成に一日以上かかります。ここでごまかすとせっかくキャリアチェンジのためにリスクを負って大学院に来たのに何にもなりません。逆にここで悩んでおけば、受けるべき企業群が絞れ、面接でも喋りやすく、内定する確率も上がると思います。一度きちんとしたものを作っておけば、内容を企業に合わせるだけのマイナーチェンジで十分なのでどんどんエントリーすることができます。

・ESを書く際にとても参考になったのは杉村太郎氏の「絶対内定」シリーズです。10冊前後ESの書き方の本や就活本を読みましたが、これが一番納得でき、ためになります(特に「絶対内定-履歴書・エントリーシート-」)。杉村氏は昨年病気で亡くなってしまい、とても衝撃でした。2006年、初めての就職活動の時に友人と「我究するぞ!我究するぞ!」などとふざけていたのが懐かしい。。。以下の2冊は必読です。

絶対内定-自己分析とキャリアデザインの描き方-
絶対内定-エントリーシート・履歴書-

・とは言え就職活動は運の要素も多分に含んでいます。個人的にはかなり満足のいく結果でしたが、2年後同じパターンで就職活動をしても現在の企業に内定をもらえるかは疑問です。そもそも採用してない可能性もありますし。

・中途の場合、「内定が出た場合、すぐに働いてもらいたいが良いか?」と聞かれることがありますが、just say yesしか選択肢はないと個人的には思っています。交渉が可能なら交渉してみてください。

・小手先のテクニックで内定をとっても辛くなるのは目に見えているので、テクニックに走らずに。

・というわけで、現在卒業に向けて働きながら論文を書いています。

・今週末も調査のため東京から京都に。

・再来週からシンガポールに赴任だけど、3週間後、研究発表のため京都に。

・rintaroakazawaは中途採用者の転職活動を応援しています。